1997年度秋季巡検「在日米軍基地のある町 〜横須賀」

空母インディペンデンス

空母インディペンデンス

私たちが基地を見学したときにちょうど入港していたのが 空母インディペンデンスでした。

見学のための事前交渉で入港している艦船の見学を させてもらえることにはなっていたのですが, 直前にインディペンデンスを見学できることになりました。

とにかく巨大な艦です。バスで移動している間, すぐ近くに来るまで大きなビルが建っているのかと思ってしまいました。 あまりにも大きすぎて艦全体を写真におさめることができないのです。

ツリー

エントランスホール(入口)にはこの艦の指揮官の写真といっしょに クリスマスツリーが飾られていました。 艦自体は入港しての休息中, というわけで「戦艦」としての緊張感よりも, どちらかというと“のんびりとした”雰囲気を感じました。

ご存知のように,年明けから「中東」周辺がきな臭くなって, この艦も1月23日にどこか(きっとペルシア湾?)へ 出ていってしまいましたね。 その時に見学していたらずっと違った雰囲気だったかもしれません。

ところで,実はこのツリーはエントランスホールに あったものではなくて,船倉にあったものです。 つまり,艦内いたるところにクリスマス飾りがしてあったわけ。

航空管制室

今回見学した中で一番不思議に感じた場所がここでした。

ここは航空管制室なのですが, 不思議なことに艦内の奥まったところにあって, ここからは外が直接見えないのです。 つまり,艦載機を直接見ながら管制をするわけではないのですね。 でもどうしてそうなのかは, 私の英語力では残念ながらよくわかりませんでした。

タワー

甲板に出ました。ここに来るまでに地上建築にしたら5〜6階分を すでに上がっている勘定になるのですが, さらに見上げるほど高い塔がたっています。

甲板

航空母艦ですから,甲板はもちろん飛行場としての 機能をもつわけです。 だから,その上は広大。 サッカーのグランドを取ることはできるでしょうか。 これだけ見ていたら,ただの地上の飛行場ですね。

カタパルト

カタパルト。 どんなに巨大な空母だといっても滑走距離には限界がありますから, これで離陸する艦載機を弾き出したり, 着陸機を引っかけたりするわけですね。 ちょうど作業員がカタパルトの改修を行っていました。

ブリッジ

ブリッジは戦艦・空母であるからと言って, 特に普通の商船とかわることはありません。 装備もそれほど変わったものは見かけないように思います。

逆光ですね。ちょっと写りがよくありません。

船倉

船倉。高さだけで甲板3〜4枚分あります。 奥行も考えればかなり大きいことがわかりますね。 ここにあるはずの艦載機は全部出払っていて(硫黄島? それとも厚木?) ここは空っぽでした。

燃料タンク

ところで,その天井には魚雷型の何かがたくさん格納されている...  さては爆弾かと思ってしまうのですが, 考えてみればそのようなものをこんな所に 置いておくはずはありませんね。 正解は燃料タンクなのだそうです。 空気抵抗を考えたら自然にこの形になるのでしょうかね。


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1998. 1.28 野外研修委員会