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中華民国台湾省総統府 |
台湾 タイペイ(台北) |
1973.8.2/梅原 |
かつて台湾が日本領の時代に、総督府として建てたゴチック建築だが、今はこれがそのまま中華民国の総統府として使われている。 |
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台湾省の省都 |
台湾 タイチュン(台中) |
1973.8.3/梅原 |
台中(タイチュン)の郊外に水田を埋め立てて造った中興新村がある。この計画的な政治都市に入ると、先ず台湾省議会議事堂が目に付く。台湾では、中華民国としての政治は台北臨時首都で行うが、台湾省の政治は中興新村で行われる。 |
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バナナ園 |
台湾 ナントウ |
1973.8.3/梅原 |
台湾では国道の一部がバナナ並木になっている位で、中南部ならどこへ行ってもバナナ畑が見られる。バナナは青いうちに収穫して、消費地の室の中で熟させてから出荷する。 |
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サトウキビ畑 |
台湾 ナントウ |
1973.8.3/梅原 |
砂糖の国といわれるだけあって、戦前の日本の技術開発で、中南部には至る所にサトウキビの畑がある。夏の雨季に充分に生育させ、冬の乾季の糖分の歩留まりの良い時期に収穫して、近くの精糖工場へ送っている。 |
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観光高地族 |
台湾 リーユエタン(日月湍) |
1973.8.3/梅原 |
日月湍には、先住民の高砂族が多数居住している。ここでの生計は主に観光収入で、民族衣装を着て粗末な舞台で踊ったり、観光客の写真のモデルになったり、土産物を売っている。 |
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台湾山脈とタロコ渓谷 |
台湾 タロコ |
1973.8.4/梅原 |
3000m級の山を連ね、台湾を東西に分断する台湾山脈。これを横断し、東西を結ぶため「東西縦貫公路」がフォンユェン(豊原)からホワリェン(花蓮)に通じている。これは花蓮に近いタッキリ渓のタロコ渓谷を通る部分。 |
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防空壕と避難経路表示板 |
台湾 ホワリェン(花蓮) |
1973.8.5/梅原 |
ホワリェン(花蓮)の駅前には防空壕があり、空襲時の避難経路を示した看板には「この指示に従い避難すれば、あなたの生命は保証する」という意味の掲示がある。 |
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アミ族の集落 |
台湾 ホワリェン(花蓮) フォンピン |
1973.8.5/梅原 |
台東山脈のアミ族の集落は、観光地とほど遠く、今も焼畑耕作などで生計を立てている者も大勢いる。 |
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シザル麻畑 |
台湾 ホンチュン |
1973.8.6/梅原 |
メキシコ原産でタンザニアにも多いシザル(サイザルorエネケン)麻も、台湾南端のウォルアンピー付近には至る所で栽培されている。用途はマニラ麻と同じくロープの材料として使われているものが多い。 |
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予備校 |
台湾 タイナン(台南) |
1973.8.7/梅原 |
台湾の教育制度は、日本と同じ6・3・3・4制で、小学校に相当する国民学校から中学校までは義務教育だが、その上の進学は狭き門であり、大都市ならどこでも予備校が見られる。 |
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産児制限のポスター |
台湾 タイナン(台南) |
1973.8.7/梅原 |
タイナン(台南)の保健所に経口避妊薬の宣伝が出ていた。「子どもが少なければ、幸福が多い」というPRをしているのは、まだ多産少死型のこの国では、産児制限が大きな国家的課題となっていることを示している。 |
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北回帰線標塔 |
台湾 チャイー(嘉義) |
1973.8.8/梅原 |
台湾のほぼ中央を北回帰線が走っている。この標塔は嘉義郊外の国道1号線に沿った23゚27'N、122゚24'46"Eの地点にあるもの。 |
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朝のラッシュアワー |
台湾 チャイー(嘉義) |
1973.8.9/梅原 |
チャイー(嘉義)郊外の朝のラッシュアワー風景である。鉄道・バスなど、日本と同じように混雑し、外貨節約と省エネルギー時代とあって、自転車での通勤が多いのが目立つ。 |
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盛大な葬式 |
台湾 チャイー(嘉義) |
1973.8.9/梅原 |
台湾の葬式は非常に盛大である。残した遺産の半分をこれに費やすとあって、金持ちの葬式ともなれば、ブラスバンド・花輪の行列・曲芸師・泣き婆さんなどの行列が延々と続く。 |
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農村の人口 |
台湾 チャイー(嘉義) リンナイ |
1973.8.9/梅原 |
大家族制度とはいえ、1軒の家に子どもがごろごろするほどいる。土地改革で、農家も1naの耕地を持つ自作農だが、貧乏人の子沢山で、この農家も主人は目下台北で働く兼業農家となっている。 |
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農家の寝室 |
台湾 チャイー(嘉義) トウリョウ(斗六) |
1973.8.9/梅原 |
農家は全て散居村の構造で、竹林に囲まれたコの字型のものが多い。このトウリョウ郊外の農家は、母屋のうちに取り入れられた家畜小屋も含めて16室もある。 |
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亜熱帯林 |
台湾 チャイー(嘉義) ミンシャン |
1973.8.9/梅原 |
台湾は米の二期作が見られ、気候的には亜熱帯モンスーン地域に当たるが、この付近は台湾山脈中の1500〜1600m級の山地で、温帯林の樹相を持っている。しかし、下草のシダ類などを見ると、さすがに大きいものが目に付く。 |
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石門水庫 |
台湾 クオユワン シメン(石門) |
1973.8.10/梅原 |
タイペイ(台北)郊外のタンショイ(淡水)川水系にシメン(石門)水庫がある。このダムの高さは133m、長さは380m、湖水の面積8.15ku、有効貯水量3億1600万立米、それに3.8万Kwの発電能力を持ち、5.8万haを灌漑し、30数万人の住民に飲料水を供給している。 |
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基隆港 |
台湾 キールン(基隆) |
1973.8.11/梅原 |
基隆神社の裏山の公園からは基隆港が一望できる。かつては台湾の表玄関として1万トン級の船舶が数隻、上屋倉庫が展望できたが、現在は昔日の面影はない。 |
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基隆高級中学校 |
台湾 キールン(基隆) |
1973.8.11/梅原 |
戦前の中学校は、今は高級中学校と称し、日本の高等学校に相当する。新設されたものも多いようだが、名門校は今でも日本領時代からあったもので、このキールン(基隆)高級中学校でも、校舎は昔のものがそのまま使われている。 |
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